2210 Nways マルチプロトコル・ルーター設置と初期構成の手引き

お願い

本書および本書に記載されている製品をご使用になる前に、 付録 B. "特記事項"および "情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示"を必ずお読みください。

第 3 版 (1998 年 11 月)

本書において、日本では発表されていないIBM製品(機械および プログラム)、プログラミング、およびサービスについて言及または説 明する場合があります。 しかし、このことは、IBMがこのようなIBM製品、 プログラミング、およびサービスを、必ずしも日本で発表する意 図であることを示すものではありません。


原 典:

GC30-3867-02

2210 Nways Multiprotocol Router

Installation and

Initial Configuration Guide

発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社

担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート
第1刷 1998.12

(C) Copyright International Business Machines Corporation 1994, 1998. All rights reserved.

Translation: (C) Copyright IBM Japan 1998


目次

本書について

  • 本書の対象読者
  • ライブラリーの説明
  • 資料の発注情報
  • ソフトコピー情報の入手
  • 営業資料自動配布サービス
  • Web サイトへのアクセス
  • 変更の要約
  • 第 1 章 2210 の設置

  • 導入の準備
  • 納品物の確認
  • テーブルの上またはラック内への IBM 2210 の設置
  • テーブルの上への設置
  • ラック内への設置
  • ケーブルの接続
  • 電源コードの接続
  • 装置への IBM 2210 の接続
  • 操作の確認
  • 第 2 章 問題解決

  • LED 状況およびトラブルシューティング・チェックリスト
  • LED 状況
  • トラブルシューティング・チェックリスト
  • 第 3 章 IBM 2210 へのアクセス

  • アクセス方法
  • サービス・ポートのデフォルト設定
  • モデム・サポート
  • ASCII 端末をサービス・ポートに接続する
  • ASCII 端末およびセットアップ属性
  • セットアップ属性
  • コマンド行コンソールの起動
  • 構成方法
  • 第 4 章 初期構成の実行

  • ルーターのセットアップ (初期構成)
  • 初期構成の後で
  • 全構成
  • コード・ロードの管理
  • 第 5 章 保守

  • モデル 1Sx またはモデル 1Ux についての保守
  • 他のすべてのモデルについての保守
  • 付録 A. オプションの取り付け

  • モデル 12x へのオプションの取り付け
  • モデル 14T および 24x へのオプションの取り付け
  • カバーの取り外し
  • カバーの再取り付け
  • オプションのアダプターの取り付け
  • オプションのアダプターの取り外し
  • モデル 14T および 24x への 2 番目のサービス・ポートの取り付け
  • モデル 14T および 24x への EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り付け
  • モデル 14T および 24x での EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り外し
  • モデル 14T および 24x への 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り付け
  • モデル 14T および 24x での 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り外し
  • 静電気に感応する装置の取り扱い
  • モデル 12x 用の DRAM SIMM の交換
  • モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り外し
  • モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り付け
  • 付録 B. 特記事項

  • 電気通信機器適合認定の表示
  • 本書のオンライン・バージョンのご使用条件
  • 情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示
  • モデル 12x、14T、および 24x についての特記事項
  • モデル 1Sx および 1Ux についての特記事項
  • 全モデルについての特記事項
  • 安全上の注意
  • UL 特記事項
  • 商標
  • 付録 C. 安全に正しくお使いいただくために

  • 絵表示について
  • 索引


    本書について

    本書では、IBM 2210 のセットアップ、初期構成の実行、および導入時に 発生する問題の識別と訂正について説明します。

    IBM 2210 には、装置の背面に複数のコネクター (ポート) があります。 本書では、IBM 2210 の物理的設置を完了するために、各ポートに正しいケーブルを 接続する方法を記載します。

    IBM 2210 が WAN 内の別の装置と通信できるようにするには、 その場所 (アドレス) についての基本的な情報を用いて IBM 2210 を構成する 必要があります。 本書では、IBM 2210 を構成するための 3 通りの方法について説明します。


    本書の対象読者

    本書は、IBM 2210 を設置し、ネットワーク管理者の援助を受けて簡単な 構成作業を行なう方を対象としています。

    図 1. IBM 2210 Nways マルチプロトコル・ルーターライブラリーの概説


    Figure 2210lib not displayed.

    ライブラリーの説明

    入門と計画

    GA88-6228
    IBM 2210 Nways マルチプロトコル・ルーター 入門と計画の手引き

    この資料は 2210 に付けて出荷されます。 この資料はネットワークおよび導入について準備する方法を説明しています。

    この資料には、危険の注記と安全情報 が記載されています。

    GC88-6688
    IBM 2210 Nways マルチプロトコル・ルーター 設置と初期構成の手引き

    この資料では、設置を準備し、2210 を設置し、初期構成を行ない、 設置完了を確認する方法を説明しています。

    この資料には、危険の注記と安全情報 が記載されています。

    診断と保守

    SY27-0345
    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Service and Maintenance Manual

    この資料は 2210 に付けて出荷されます。 この資料は問題を診断する方法および 2210 を修理する方法を説明しています。

    操作とネットワーク管理

    SC88-6372
    マルチプロトコル・ルーティング・サービス ソフトウェア使用者の手引き

    この資料は、以下の説明をしています。

    SC88-6371
    マルチプロトコル・ルーティング・サービス プロトコルの構成と 監視解説 第 1 巻

    SC88-6687
    マルチプロトコル・ルーティング・サービス プロトコルの構成と監視 解説書 第 2 巻

    これらの資料は、マルチプロトコル・ルーティング・サービスのコマンド行ルーター・ユーザー・インターフェースに アクセスし、それを使用して、 ルーターに付けて出荷されるルーティング・プロトコル・ソフトウェアを構成し監視する 方法を説明しています。

    この中には、各装置がサポートする各プロトコルの情報も含まれています。

    SC88-6373
    IBM Nways イベント・ログ・システム・メッセージの手引き

    この資料は、可能性のあるエラー・コードをリストし、 エラーの内容および対応策を説明しています。

    SC30-3992
    Using and Configuring Features for Multiprotocol Routing Services

    この資料では、マルチプロトコル・ルーティング・サービス用の機能を 構成し、使用する方法を詳しく説明しています。これらの機能には、帯域幅予約、 WAN 復元、WAN 再ルート、DIAL、およびネットワーク・アドレス変換 (NAT) が 含まれています。

    構成

    オンライン・ヘルプ
    構成プログラムのヘルプ・パネルは、 プログラムの機能、パネル、構成パラメーター、および 操作キーに関するヘルプを提供します。

    GC88-6657
    構成プログラム 使用者の手引き

    この資料では、構成プログラムの使用方法を説明しています。

    GG24-4446
    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Description and Configuration Scenarios

    この資料には、IBM マルチプロトコル・ルーティング・サービスを使用したプロトコルの構成方法の例が記載されています。

    安全

    SD21-0030
    Caution: Safety Information - Read This First

    この資料には、IBM 2210の設置と保守の際に適用される 注意および危険についての注記が記載されています。

    資料の発注情報

    2210 の資料はすべて別途発注することができます。

    以下の資料は、ハードコピーの形態で 2210 に付属して出荷されます。

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Introduction and Planning Guide

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Installation and Initial Configuration Guide

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Service and Maintenance Manual

    Configuration Program User's Guide for Multiprotocol Routing Services

    Caution: Safety Information - Read This First

    以下の資料は、CD-ROM でソフトコピーの形態で構成プログラムに付属して 出荷されます。

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Introduction and Planning Guide

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Installation and Initial Configuration Guide

    IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Service and Maintenance Manual

    Software User's Guide for Multiprotocol Routing Services

    Protocol Configuration and Monitoring Reference Volume 1 for Multiprotocol Routing Services

    Protocol Configuration and Monitoring Reference Volume 2 for Multiprotocol Routing Services

    IBM Nways Event Logging System Messages Guide

    Using and Configuring Features for Multiprotocol Routing Services

    IBM Multiprotocol Routing Services and IBM 2210 Softcopy Library

    ソフトコピー情報の入手

    IBM ネットワーキング・システム・ソフトコピー・コレクション・キット 内 の 2210 関連資料の多くは、Softcopy BookManager READ ライブラリー情報の中から 入手することができます。 CD-ROM を個別に発注する場合は、資料番号 SK2T-6012 を指定してください。

    IBM ネットワーキング・システム・ソフトコピー・コレクション・キット (製品 番号 5636-PUB) の入手については、弊社営業担当員にお問い合わせください。 CD-ROM 形式の場合は、機構コードは 2003、媒体コードは 5003 を使用して 発注してください。


    営業資料自動配布サービス

    2210 の資料は、 営業資料自動配布サービス (SLSS) によっても入手できます。 2210 の資料を入手するには、 機械タイプ 2210 およびプログラム番号 5765-B86 を使用してください。入手 方法については貴社担当営業課員にご相談ください。


    Web サイトへのアクセス

    以下のものについては、IBM 2210 Web サイトに次のアドレスでアクセスしてください。

    http://www.networking.ibm.com/220/220prod.html


    変更の要約

    IBM 2210 Nways マルチプロトコル・ルーター 設置と初期構成の手引きへの 変更には、以下のものが含まれます。


    第 1 章 2210 の設置


    Figure a0201 not displayed.

    誤配線のある電源コンセントは、 IBM 2210 または IBM 2210 に接続されている装置の金属部分に 危険な電圧を誘起させる原因になります。 感電事故防止のための、電源コンセントの正しい配線と コンセントの接地端子を正しく接地する工事は お客様の責任範囲となります。

    信号ケーブルを取り付けまたは取り外す前に、IBM 2210 の 電源コード・プラグを電源コンセントから確実に抜いてください。

    電位差のある 2 つの物体の表面に手を触れたときに起こりうる感電事故を防止するために、 できれば片手で信号ケーブルの接続または切り離しを行ってください。

    雷雨中には、ケーブルの接続または切り離しを行わないでください。

    注: この安全上の注記については、"安全上の注意"を参照してください。

    IBM 2210 を導入するには、まずハードウェアを設置し、次にルーターが出荷時 に構成済みでなかった場合は初期構成を行ってください。

    1. ハードウェアを設置するには、本書の以下のセクションを 参照してください。

      1. "導入の準備"
      2. "モデル 14T および 24x へのオプションの取り付け" (必要な場合)
      3. "テーブルの上またはラック内への IBM 2210 の設置"
      4. "ケーブルの接続"
      5. "電源コードの接続"
      6. "装置への IBM 2210 の接続"
      7. "操作の確認"

    2. 初期構成を実行するには、第 4 章, "初期構成の実行"を参照して ください。

      IBM 2210 が IP アドレスと Bootp サーバー・アドレスだけを使って 構成されている場合、IBM 2210 は Bootp Server からの全構成を入手する のに EasyStart フィーチャーを使用します。 EasyStart については ソフトウェア使用者 の手引き を参照してください。

      IBM 2210 が IP アドレスをもち、ネットワークに接続されている場合、 構成プログラムを使用してルーターに全部の構成を送信して、ルーターを 再始動することもできます。

    コマンド行インターフェースを使用して、IBM 2210 上で必要なプロトコル、 トランスポート、および機能を構成するには、以下の資料を参照してください。

    構成プログラムを使用するには、 構成プログラム 使用者の手引き を 参照してください。

    その他の情報ソースは、IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Description and Configuration Scenarios、GG24-4446 です。


    導入の準備

    注: IBM 2210 を導入する前に、"情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示"を 必ずお読みください。

    導入手順を開始する前に、 次の作業が完了していることを確認してください。


    納品物の確認

    次のリストにより、 納品に含まれている構成部品をチェックしてください。

    ハードウェア

    オプション・フィーチャー

    2210 の以下のモデルは、次のフィーチャーをサポートしています。

    表 1. IBM 2210 のモデル
    モデル LAN 統合 WAN の数 (注を参照) ISDN BRI 基本フラッシュ・メモリー 基本 DRAM アダプター・フィーチャーをサポート
    1S4*
    イーサネット
    1
    1
    2 MB
    4 MB
    いいえ
    1S8*
    イーサネット
    1
    1
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    1U4*
    イーサネット
    1
    1
    2 MB
    4 MB
    いいえ
    1U8*
    イーサネット
    1
    1
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    12T
    トークンリング
    2
    0
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    12E
    イーサネット
    2
    0
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    127
    トークンリング
    2
    1
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    128
    イーサネット
    2
    1
    4 MB
    8 MB
    いいえ
    14T
    トークンリング
    4
    0、1、または 4 (オプション)
    4 MB
    16 MB
    はい
    24T
    2 トークンリング
    4
    0、1、または 4 (オプション)
    4 MB
    16 MB
    はい
    24E
    2 イーサネット
    4
    0、1、または 4 (オプション)
    4 MB
    16 MB
    はい
    24M
    1 トークンリング 1 イーサネット
    4
    0、1、または 4 (オプション)
    4 MB
    16 MB
    はい
    注:

    IBM 2210 の標準 WAN ポートは、 以下のどの物理インターフェースでもサポートします。

    • EIA 232-D/V.24
    • V.35
    • V.36
    • X.21

    WAN ネット・ハンドラー:

    • V.25bis (X.21 ではサポートされていない)
    • X.25
    • PPP
    • FR
    • SDLC
    • SDLC リレー
    • トンネル伝送される2 進データ同期通信 (BSC)
    • 追加のフラッシュ機構
    • V.34 (EIA-232 でのみサポート)

    拡張可能な基本 DRAM:

    • 12x 用の基本 DRAM は 16 MB まで拡張できる。
    • 14x 用の基本 DRAM は 32 MB まで拡張できる。

    * 1S4、1S8、1U4、および 1U8 は、 任意の時点で、両方の ISDN BRI B チャネル、または WAN ポート、または 1 ISDN BRI B チャネル および WAN ポートを使用することができます。

    以下の品目は、装置と一緒に発注された場合は、IBM 2210 に 取り付けられます。

    次の資料が提供されます。

    資料は機械のそばに保管しておいてください。


    テーブルの上またはラック内への IBM 2210 の設置

    モデル 1S4、1S8、1U4、および 1U8 はテーブルトップ用です。 他のモデルは、テーブルトップまたはラックに設置することができます。 以下の図では、例としてモデル 12x を使用しています。

    テーブルの上への設置

    IBM 2210 をテーブルの上に設置する場合、

    1. 接着剤が裏に付いた 4 つの足を IBM 2210 の底部の 4 隅に 貼り付けてください。

      図 2. IBM 2210 の底部への足の貼り付け


      Figure amd3a001 not displayed.

    2. IBM 2210 をテーブル上に設置し、"ケーブルの接続"に進んでください。

    ラック内への設置

    ラックに設置する場合、お客様にラックを用意していただきます。 ラックは 2210 に付属していません。

    EIA 標準の 19 インチのラックを使用できます。 ラックは開いていても閉じていても構いません。 ただし、閉じたラックを選択する場合は、2210 を通じて十分な空気が 流れるようにする必要があります。 2210 に空気がとどかないようにさせるようなラック前面のカバーは、 取り外すか、空気が通るように変更する必要があります。 同様にして、2210 から空気が出ないようにさせるか、いくつかの機械からの 熱気を蓄積するような、通気口のないラック背面カバーは、使用しないでくだ さい。

    IBM 2210 をラック内に設置する場合は、次のようにしてください。

    1. ケーブルがラックの背面にくるように IBM 2210 を設置する場合は、 ステップ 2 に進んでください。

      ケーブルがラックの前面にくるように IBM 2210 を設置する場合は、 各ラック取り付け金具を、以下のステップに従って付け直してください。

      1. 取り付け金具を IBM 2210 の側面に固定している 外側のねじを取り外してください。

        図 3. 取り付け金具のねじの取り外し


        Figure amd3a002 not displayed.

      2. 取り付け金具を反対向きにし、耳の部分が前面にきて、 先が機械から外側に向くようにしてください。

        図 4. 取り付け金具の回転


        Figure amd3a003 not displayed.

      3. 取り付け金具を IBM 2210 に固定してください。

        図 5. 取り付け金具の固定


        Figure amd3a014 not displayed.

      4. ステップ 3 に進んでください。

    2. ケーブルがラックの背面にくるように IBM 2210 を設置する場合は、 各ラック取り付け金具を、以下のステップに従って付け直してください。

      1. 取り付け金具を IBM 2210 の側面に固定している 外側のねじを取り外してください。

        図 6. 取り付け金具のねじの取り外し


        Figure amd3a004 not displayed.

      2. 取り付け金具を回転させ、耳が機械から外側に向くようにして ください。

        図 7. 取り付け金具の回転


        Figure amd3a005 not displayed.

      3. 取り付け金具を IBM 2210 に固定してください。

    3. ラック内で IBM 2210 の位置を選択してください。

    4. ラックに合った取り付け金具を使用して、IBM 2210 をラックに 取り付けてください。

    5. ケーブル支持ブラケットが提供されています。 これを利用する場合は、下に示すように取り付けてください。

      図 8. ケーブル支持ブラケットの取り付け


      Figure amd3a006 not displayed.


    ケーブルの接続

    IBM 2210 の各種モデルのポートは、下記に示すとおりです。 設置しているモデルの図を参照して、 ケーブルをポートに接続してください。

    注:

    1. IBM 2210 の初期構成を行うには、ASCII 端末をサービス・ポートに接続する 必要があります。 ASCII 端末の接続については、"ASCII 端末をサービス・ポートに接続する" を参照してください。

    2. ISDN をサポートするモデルで、ISDN ポートにケーブルを接続する場合 は、CCITT I.430 標準に従ってください。 この標準の中には、ISDN ネットワーク用の正しい終端も含まれます。

    図 9. モデル 12T


    Figure amd3a007 not displayed.

    図 10. モデル 12E


    Figure amd3a008 not displayed.

    図 11. モデル 127


    Figure amd3a009 not displayed.

    図 12. モデル 128


    Figure amd3a010 not displayed.

    図 13. モデル 14T


    Figure amf6a038 not displayed.

    図 14. モデル 24T


    Figure amf6a039 not displayed.

    図 15. モデル 24E


    Figure amf6a040 not displayed.

    図 16. モデル 24M


    Figure amf6a041 not displayed.

    図 17. モデル 1Sx および 1Ux


    Figure amf6a071 not displayed.


    電源コードの接続

    電源コードを IBM 2210 に接続してください。電源コードを 電源コンセントにはまだ接続しないでください。

    図 18. IBM 2210 への電源コードの接続


    Figure amd3a011 not displayed.


    装置への IBM 2210 の接続

    装置にネットワーク・インターフェース・ケーブルを接続するには、 次のように行います。

    1. 正しい装置を識別してください。

    2. 装置にネットワーク・インターフェース・ケーブルを接続します。

    注: 周辺装置へのネットワーク・インターフェース・ケーブルを接続 するとき、または周辺装置からネットワーク・インターフェース・ケーブル を取り外すときには、必ず先に周辺装置の電源を切ってください。 周辺装置の電源が入っているときにこのケーブルを接続したり 取り外したりすると、IBM 2210 が初期プログラム・ロード (IPL) を 実行します。


    操作の確認

    IBM 2210 のプラグを電源コンセントに差し込むと、ただちに 電源オン自己試験 (POST) が始まります。 POST の間、 LED がさまざまな組み合わせでオンになります。POST とブートには約 1 分かかります。 ブートの終了時には、 システム (OK) および活動中のポートの緑の LED が オンになるか明滅します。 図 19 は、正常にブートした後の IBM 2210 の 12T 型の LED の 状態を示します。

    図 19. 正常にブートした後にポート側の LED がオンになるか明滅


    Figure amd3a015 not displayed.

    注: 使用されていないポートの LED はオンになりません。

    機械のうちポートと反対側での、正常なブートの後の LED 状態の例 を 図 20 に示します。

    図 20. 正常にブートした後にポートのない側の LED がオンになるか明滅


    Figure amd3a016 not displayed.

    ブートが正常に行われると、緑のシステム OK LED がオンになり、 こはく色のシステム LED がオフになります。 続けて 第 4 章, "初期構成の実行"に進んでください。

    LED が正常な電源オン状態を示さない場合は、 第 2 章, "問題解決"に進んでください。

    2210 アダプター・スロットの電源に障害が想定される場合は、 アダプター・ブラケットの下側で右のつまみねじの近くにある アダプター状況 LED を見てください。 アダプター状況 LED がオフになっている場合は、 スロット電源に障害があります。 続けて 第 2 章, "問題解決"に進んでください。


    第 2 章 問題解決


    LED 状況およびトラブルシューティング・チェックリスト

    LED 状況


    表 2. システムの LED 状態
    こはく色 処置
    オン オフ ルーターがロードされ、作動可能。
    オンまたはオフ オン システム・ボードを交換します。これがモデル 1Sx または 1Ux 型の場合は、 ユニットを交換します。
    オフ 明滅 DRAM SIMM を交換します。これがモデル 1Sx またはモデル 1Ux の場合は、 ユニットを交換します。
    オン 明滅 次のどちらかです。

    • 使用できるルーター・ロード・モジュールがないか、 ブート構成が入力されていないか、構成されたブート・パスが 使用できません。 IBM 2210 にサービス端末を接続することにより、さらに情報が 得られます。問題をローカルに解決できない場合は、 ネットワーク管理担当者に連絡します。

    • ルーターがネットワークからロード中です。この場合には、 ロードに使用中のポート上の緑のポート LED も明滅しています。
    明滅 オン モデル 14T および 24x のフラッシュ SIMM を交換します。 モデル 12x の場合は、資料 "Nways マルチプロトコル・ルーター Service and Maintenance Guide" を参照してください。 これがモデル 1Sx またはモデル 1Ux の場合は、ユニットを交換します。
    明滅 明滅 IBD からロード中です。

    トラブルシューティング・チェックリスト


    表 3. トラブルシューティング・チェックリスト
    症状 処置
    どの LED もオンでない

    • 電源コードのプラグが電源コンセントに差し込まれているか確認します

    • 電源コンセントが良好であるか確認します
    システム LED (OK) は緑だが、ポート LED はこはく色 こはく色の LED がオンになっているポートを使用していないときは、作業を 継続できます

    そのポートを使用している場合

    • そのポートのケーブルがしっかり接続されているか確認します

    • ネットワーク管理者に連絡して、ネットワークが 正しくセットアップされているか確認します
    アダプター状況 LED がオフ
    • アダプター使用可能化フィーチャーが取り付けられていますか?
    • 正しい電源ケーブルかチェックします。
    • アダプター・スロットの電源機構をチェックします。
    • アダプターをチェックします。
    • IBM サービス技術員に連絡します。

    問題の原因が判明したら、 電源コード・プラグをいったん電源コンセントから抜いたあと、 再び差し込んで、POST を再度実行してください。 LED が正常な電源オン状態を示す場合は、 第 4 章, "初期構成の実行"に進んでください。

    問題を判別できない場合は、サービス技術員に連絡してください。


    第 3 章 IBM 2210 へのアクセス

    ルーターが事前構成済みでなかった場合、または EasyStart 機能を 使用しなかった場合は、ルーターを手動で構成する必要があります。 これを行うには、まず ASCII 端末を IBM 2210 に接続する必要があります。


    アクセス方法

    IBM 2210 ソフトウェアは、導入プロセスの一環として構成する必要があります。 したがって、以下の方法のいずれかでソフトウェアにアクセスする必要があります。


    表 4. ユーザー・コンソールの接続オプション
    物理接続機構 回線プロトコル アクセス・
    プロトコル
    デフォルトの IP アドレス
    サービス・ポート + ヌル・モデム
    サービス・ポート + 外部モデム
    非同期文字 ASCII 端末エミュレーション 該当しない
    任意の IP ネットワーク・インターフェース IP Telnet デフォルトなし

    ASCII 接続は、ASCII 端末または ASCII 端末・エミュレーターを実行している ワークステーションを必要とします。

    ネットワーク内で IBM 2210 が作動可能になると、ネットワークに接続された ワークステーションから Telnet にログインすることにより IBM 2210 にアクセスする ことができます。このワークステーションは、IBM 2210 の IP 機能のある ネットワーク・インターフェースのどれかに接続する必要があります。 LAN アダプターと WAN アダプターは両方とも IP ルーティングを サポートしているので、ネットワーク・インターフェースはそのどちらの上に あっても構いません。Telnet ワークステーションは、ローカルまたは リモートから接続することができます。

    図 21. EIA-232 サービス・ポートへのローカル端末接続

    Figure fdk0a022 not displayed.

    図 22. 14.4 Kbps モデム・ポート機構 (14T 型および 24x 型) へのリモート接続

    Figure fdk0a025 not displayed.

    図 23. 1 次または 2 次 EIA-232 サービス・ポートへのリモート端末接続

    Figure fdk0a021 not displayed.

    サービス・ポートのデフォルト設定

    以下は、シリアル・ポート用のデフォルト設定です。

    速度
    9600 bps
    パリティー
    なし
    データ・ビット
    8
    ストップ・ビット
    1

    サービス・ポート速度は以下のビット・レートに構成することができますが、 この速度は ASCII 端末用に構成された速度に一致する必要があります。 IBM 2210 は通信速度自動選択もサポートします。

    300
    1200
    2400
    4800
    9600
    19 200
    38 400

    モデム・サポート

    モデム要件

    モデムは、IBM 2210 上のサービス・ポートに接続し、非同期操作を使用し、 アテンション (AT) コマンド・セットと互換性がある必要があります。 2210 サービス・ポートに接続されたモデムは、以下の特性をもつように 構成する必要があります。

    モデムの資料を調べて、これらの設定を構成および保管する方法を見付けて ください。

    保守用のリモート接続

    IBM 2210 の問題を解決するため、IBM サービス技術員は、IBM 2210 への一時的な リモート接続を確立する許可を要求することができます。ほとんどの場合、 IBM サービス技術員は IP ネットワークに接続されたリモート・ワークステーションに いません。 したがって、モデムを使用してリモート・アクセスを確立する必要があります。 IBM サービス技術員にそのようなリモート接続を確立することを許可するときには 必ず、以下のことを行う必要があります。

    モデムの設定

    IBM 2210 との使用について、以下のモデムがテストされました。

    IBM 7852 400 型
    Zoom/FaxModem 56Kx
    Atlas 33.6 External PC Data/Fax Modem

    これらのモデムまたはおそらくは他のモデムを IBM 2210 とともに稼働するように セットアップすることに関する指示については、以下のアドレスを参照してください。

    http://www.networking.ibm.com/support/2210


    ASCII 端末をサービス・ポートに接続する

    図 24 に示すように IBM 2210 へのローカルまたはリモート・アクセス ができるように、ASCII 端末またはエミュレーター (適切なエミュレーション・ソフトウェアを 搭載したもの) をサービス・ポートに接続します。

    図 24. ASCII 端末のサービス・ポートへの接続


    Figure avm0a003 not displayed.

    端末を IBM 2210 サービス・ポートにローカルに接続するときは、IBM 2210 が 特定の通信速度を使用するように構成されていた場合には、サービス・ポート 用に構成された速度 (通信速度) が接続された端末の速度に一致するようにして ください。 IBM 2210 が通信速度自動選択用に構成されている場合、ユーザーが 端末 Break キー・シーケンスを入力して、Enter を押すと、IBM 2210 は ASCII 端末の 回線速度を確認します。 PC 端末エミュレーター用の通常の Break キー・シーケンスは Alt-B です (端末エミュレーターの資料を参照してください)。ほとんどの ASCII 端末には Break キー (しばしば、Ctrl キーとともに使用されます) が あります。

    注: ローカルに接続された端末を使用して IBM 2210 診断プログラムを実行する場合、 サービス・ポートの回線速度を 9600 bps に設定する必要があります。 この設定は定数であり、変更することはできません。

    電話回線に接続された 2 つのモデムによって IBM 2210 をリモート端末に 接続する場合、以下の規則に従う必要があります。

    注: IBM 2210 サービス・ポートは、静電気放電によって 損傷することがあります。 そのような損傷を防止するため、プラスチックの ポート・カバーを付けて出荷 します。 端末を接続するときはプラスチック製のカバーを取り外し、安全な場所に保管 しておいてください。 端末を切り離したときには、 プラスチック製カバーを再び取り付けてください。


    ASCII 端末およびセットアップ属性

    DEC VT100 ASCII 端末、ならびにそれをエミュレートするために構成された パーソナル・コンピューター・システムなどの 装置がサポートされます。 VT100 は次のように構成してください。

    次の端末もサポートされます。

    これらの端末は"セットアップ属性"に示すように構成してください。


    セットアップ属性

    IBM 3101 セットアップ属性

    図 25を使用して、IBM 3101 ASCII 端末の セットアップ属性の設定値を決定してください。

    図 25. IBM 3101 表示端末のセットアップ属性


    Figure amd3a017 not displayed.

    サポートされている速度については、"サービス・ポートのデフォルト設定"を参照して ください。

    IBM 3151 セットアップ属性

    Ctrl キーおよびSetup キーを押して、IBM 3151 端末でセットアップ・モードを活動化してください。 Ctrl キーはキーボードの左下にあります。 Setup キーは キーボードの右上にあります。

    表 5を参照して、 セットアップ属性の設定値を決定してください。

    カーソル・キーを使用して保管機能を強調表示し、 セットアップ情報を保管してください。

    Ctrl キーと Setup キーを押して終了します。

    表 5. IBM 3151 のセットアップ属性
    属性 設定値
    機械モード 3151
    スクロール JUMP
    自動改行 OFF
    行折り返し OFF
    操作モード ECHO
    ワード長 (ビット) 8
    ストップ・ビット 1
    ターンアラウンド文字 CR
    行制御 IPRTS
    中断信号 (ms) 500
    ヌル抑止送信 ON

    サポートされている速度については、"サービス・ポートのデフォルト設定"を参照して ください。

    IBM 3161 セットアップ属性

    Ctrl キーとSetup キーを押し、IBM 3161 端末でセットアップ・モードを活動化してください。 Ctrl キーはキーボードの左下にあります。 Setup キーはキーボードの右上にあります。 端末にはセットアップ属性パネルが表示されます。

    カーソルを各フィールドに移動し、フィールド内の情報を上書きして、 属性を変更してください。 表 6を参照して、 セットアップ属性の設定値を決定してください。

    Send を押せば、パネルに表示されている属性が保管されます。

    表 6. IBM 3161 のセットアップ属性
    属性 設定値
    機械モード 3161
    操作モード ECHO
    インターフェース RS-232C
    行制御 IPRTS
    ターンアラウンド文字 CR
    ストップ・ビット 1
    ワード長 (ビット) 8
    応答遅延 (ms) 100
    中断信号 (ms) 500

    サポートされている速度については、"サービス・ポートのデフォルト設定"を参照して ください。

    次に 3161 の追加属性をセットアップする必要があります。 追加情報のセットアップは以下の手順に従います。

    1. Select を押して、属性選択バー を表示します。

    2. 選択バー上の値を変更して、 表 7 の値と一致させます。

      選択バー上の別の値に移動するには、 Tab キーを押してください。 スペース・バーを押せば、属性値が変更されます。

    3. Send を押して、選択バーに示された 値を確定します。

    4. 表 7 に示されたすべての値を設定するまで、 ステップ 2 を繰り返します。

    5. 最後の選択バーのあとで Select を押し、 3161 セットアップ機能を終了します。

    表 7. IBM 3161 の追加セットアップ属性
    属性 設定値
    入力 Send
    戻り Field
    改行 CR
    タブ Field
    行折り返し On
    自動改行 Off
    ヌル送信 On
    挿入 Space
    トレース All
    CRT セーバー No
    スクロール On
    印刷 Viewport
    ヌル印刷 On
    EOL 印刷 On
    行末 CR-LF
    送信 Line


    コマンド行コンソールの起動

    これまで構成されたことがない IBM 2210 の所にいる場合、 システムはコマンド・プロンプト Config (only)> を表示します。 次に初期構成に進むことができます。IBM 2210 が十分に構成されている場合、 システムは OPCON コマンド・プロンプト ( * ) を表示します。


    構成方法

    IBM 2210 は、次の 4 種類の構成方法をサポートしています。

    構成パラメーターに変更を行うには、IBM マルチプロトコル・ルーティング・サービスのコマンド行インターフェース またはマルチプロトコル・ルーティング・サービス用の構成プログラムのいずれかを使用します。


    第 4 章 初期構成の実行

    未構成の新しいルーターの場合、またはルーターの構成をクリアしたか、 構成がクリアされる問題が生じ、 EasyStart を使用していない場合、 このセクションのステップを実行しないと、正しい構成をルーターに送信する ことはできません。


    ルーターのセットアップ (初期構成)

    ルーターで初期構成を実行するには、まずルーターへのアクセスを確立する 必要があります。 第 3 章, "IBM 2210 へのアクセス"に説明するように、アクセスはローカルまたはリモートで 確立することができます。それから、以下の手順に従ってください。

    1. 以下のように、初期構成を実行して、ルーター用の 1 次インターフェース について IP アドレスおよび IP マスクを確立します。

      1. インターフェースを構成する

        1. Configure Interfaces の質問に Yes と入力する

        2. 構成プログラムと通信するインターフェースについて要求される インターフェース情報を入力する

        3. Save this configuration の質問に Yes を入力する

      2. ブリッジングを構成する

        1. Configure Bridging の質問に No と入力する

      3. プロトコルを構成する

        1. Configure Protocols の質問に Yes と入力する

      4. IP を構成する

        1. Configure IP の質問に Yes と入力する

        2. 構成プログラムと通信する LAN インターフェースについて の Configure IP on this interface の質問に Yes と 入力する

        3. IP Address プロンプトで IP アドレスを入力する

        4. Address Mask プロンプトで IP マスクを入力する

        5. Enable Dynamic Routing の質問に No と入力する

        6. Define Community の質問に Yes と入力する

        7. Community Name プロンプトでユーザーの選択したコミュニティー名を 入力する

        8. Save this configuration の質問に Yes を入力する

        9. 他のルーター・インターフェースについては、 Configure IP on this interface の質問に No と入力する

      5. IPX、DECnet、Booting、および Console Modem-Control を構成する

        1. Configure IPX の質問に No と入力する (尋ねられた場合)

        2. Configure DNA の質問に No と入力する (尋ねられた場合)

        3. Configure Booting の質問に No と入力する

        4. Configure Console Modem-Control の質問に No と入力する

      6. ルーターを再始動する

        1. Restart the router の質問に Yes と入力する

    2. Config を終了するには Ctrl-p を押します。

    3. ルーターを再始動するには restart と入力します。

    ルーターが再始動シーケンスを完了したら、構成プログラムと通信することができます。


    初期構成の後で

    重要:
    ルーターが構成され、作動可能になった後、アクティブな構成ファイルを 必ず バックアップしておいてください。 このファイルを保存しておくと、アクティブな構成が破壊された場合に ネットワーク上でルーターを再確立することができます。

    アクティブな構成ファイルは、それを検索し、ワークステーション内に 保管することによりバックアップすることができます。


    全構成

    以上で行った初期構成手順により、ルーター用に IP アドレスを構成してある 場合には、ネットワークを通じてルーターにアクセスすることができます。

    QCONFIG によって提供される構成は、パラメーター用の多くのデフォルト値 により異なり、それらのデフォルト値の中にはユーザーのインストレーションに 適していないものもあります。ルーターをカスタマイズしてユーザーの ネットワークで働くようにするには、QCONFIG を使用して作成した構成を 変更する必要があります。 これは、以下の方法のいずれかを使用して行なうことができます。


    コード・ロードの管理

    工場でプリロードされる以外のコード・ロードをロードしたい場合には、 IBM 2210 Web サイトから http://www.networking.ibm.com/support/downloads/2210 のアドレスで適切なコード・ロードを入手してください。 TFTP をサポートし、IBM 2210 に接続された IP ネットワークからアクセス可能な サーバーにコードをコピーします。初期構成を実行し、IBM 2210 をリスタートした後、 以下の手順に従ってください。

    1. OPCON プロンプトにアクセスします。

    2. talk 6 と入力し、Enter を押します。

    3. boot と入力し、Enter を押します。

    4. list ibd と入力し、Enter を押します。IBD に保管された 現行ロードの名前を記録し、使用されていない隣接バンク数を判別します。

    5. IBD に 2 つのイメージに十分なスペースがない場合は、 erase と入力し、前のステップからロード名を指定する。 Enter を押し、 delete boot-entry ibd/loadname を入力します。

      注: ロードしたいイメージに必要なバンクの数を判別するには、 Web 上で次のアドレスで入手可能な MRS sales pages を参照してください。

      http://www.networking.ibm.com/220/220prod.html

    6. TFTP get ibd/loadname と入力します。ただし、 loadname は、コード・ロードに使用したい名前です。 新しいコード・ロードが保管されているリモート・ホスト (サーバー) のアドレス、 およびそのリモート・ホスト (サーバー) 上のコード・ロードの完全なパス名を 入力するようプロンプトが出されます。

      TFTP が失敗し、ステップ 5 で消去したイメージを復元したい場合は、 store local と入力します。store コマンドは、コード・ロードの 圧縮バージョンをメモリーから IBD へと保管します。

    7. add boot-entry ibd/loadname を入力します。

    IBD および TFTP サポートについて詳しく学習するには、 ソフトウェア使用者の手引き を 参照してください。

    TFTP をサポートするサーバーがない場合は、ZMODEM を使用して、サービス・ポートを 通じてコードをロードします。ZMODEM について詳しくは、 ソフトウェア使用者の手引き を 参照してください。

    IBD に保管された IBM 2210 コード・ロードをサーバーに転送することにより バックアップしたい場合は、以下の手順に従ってください。

    1. OPCON プロンプトにアクセスします。

    2. talk 6 と入力し、Enter を押します。

    3. boot と入力し、Enter を押します。

    4. list ibd と入力し、Enter を押して、バックアップしたい ロードの名前を記録します。

    5. TFTP put ibd/loadname と入力します。ただし、 loadname は、直前のステップで記録されたロードの名前です。

      注: コード・ロードを保管したいリモート・ホストの IP アドレス、および リモート・ホスト上のコード・ロードに使用される完全なパス名を入力するよう 求めるプロンプトが出されます。


    第 5 章 保守


    モデル 1Sx またはモデル 1Ux についての保守

    IBM 2210 モデル 1Sx および 1Ux で問題が発生して保守が必要な場合は、 ネットワーク管理者かサービス技術員に連絡してください。 モデル 1Sx および 1Ux には、現場で交換可能なパーツはありません。


    他のすべてのモデルについての保守

    モデル 12T、12E、127、128、14T、24T、24E、または 24M で 問題がある場合は、IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Service and Maintenance Manual を 参照してください。


    付録 A. オプションの取り付け


    モデル 12x へのオプションの取り付け

    IBM 2210 のモデル 12x には、次のオプションを取り付けることができます。

    表 8. IBM 2210 オプション用の手順
    オプション 取り付けおよび取り外しの手順
    メモリー拡張フィーチャー "モデル 12x 用の DRAM SIMM の交換"


    モデル 14T および 24x へのオプションの取り付け

    IBM 2210 のモデル 14Tおよび 24x には、以下のオプションを取り付ける ことができます。

    表 9. IBM 2210 オプション用の手順
    オプション 取り付けおよび取り外しの手順
    メモリー拡張フィーチャー "モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り外し"
    追加のフラッシュ・フィーチャー "モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り外し"
    アダプター
    • 1 ポート の ISDN BRI
    • 4 ポート の ISDN BRI
    • 1 ポートの T1/J1 ISDN 一次群速度インターフェース・アダプター
    • 1 ポートの E1 120 オーム ISDN 一次群速度インターフェース・アダプター
    • 4 ポートの WAN 集線アダプター
    • 8 ポートの WAN 集線アダプター
    • 4 ポートのダイヤル・アクセス (モデム) アダプター
    • 8 ポートのダイヤル・アクセス (モデム) アダプター
    • 4 ポートのダイヤル・アクセス・モデム・カード・アップグレード・フィーチャー
    • 1 ポートの 25 Mbps ATM インターフェース・アダプター
    "オプションのアダプターの取り付け"
    EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー "カバーの取り外し"および "モデル 14T および 24x への EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り付け"
    14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー "カバーの取り外し"および "モデル 14T および 24x への 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り付け"

    注: モデル x4x 用の DRAM を最大 32 MB までアップグレードする場合、 PROM Load/Dump プログラム改訂レベル 2.34 以上があるか、それを導入する必要があります。 x4x 型とともに 4 ポートまたは 8 ポートのダイヤル・アクセス・アダプターを 使用する場合は、PROM Load/Dump プログラム改訂レベル 2.40 以上があるか、それを 導入する必要があります。


    カバーの取り外し


    Figure a0201 not displayed.

    この機械に電源が入っている場合は、機械の内部に 危険な電圧がかかっています。カバーを外してこのユニットを 保守するときは必ず、電源コードのプラグを抜いてください。

    1. 電源コードのプラグをコンセントから抜きます。

    2. IBM 2210 がラック内に設置されている場合は、IBM 2210 をラックに 取り付けているねじを取り外します。

    3. 取り付け金具を IBM 2210 の各側に取り付けている 2 つのねじを取り外します。 次に、カバーを IBM 2210 の側面に取り付けている中央のねじを取り外します。 取り付け金具を取り外すときは、取り付け金具の耳の位置に注意します。

      図 26. 側面ねじの取り外し


      Figure 4vlca004 not displayed.

    4. IBM 2210 はポートの側が手前にくるように置きます。この位置から、 カバーの後部を持ち上げ、向こう側にずらして取り外します。

      図 27. カバーの取り外し


      Figure 4vlca005 not displayed.

    5. 取り付け金具とねじは、必ずカバーと共に保管しておいてください。


    カバーの再取り付け

    1. IBM 2210 はポートの側が手前にくるように置きます。この位置から、 カバーの後部を持ち上げて、IBM 2210 にはめ込みます。

      図 28. カバーの再取り付け


      Figure 4vlca006 not displayed.

    2. 取り付け金具を機械の各側に取り付けているねじを交換します。 中央の穴には、必ずプラスの頭が付いたねじを取り付けます。

      図 29. ねじと取り付け金具の再取り付け


      Figure 4vlca007 not displayed.

    3. IBM 2210 がラック内に取り付けられていた場合は、ラックに戻します。

    4. 電源コードのプラグをコンセントに差し込みます。

    オプションのアダプターの取り付け

    オプションのアダプターを取り外すか取り付ける前に、 "静電気に感応する装置の取り扱い"を参照してください。

    図 30. オプションのアダプターの取り外し (実際のアダプターの外観は図と異なる場合があります)

    Figure 4vlca002 not displayed.

    1. 電源コードのプラグを抜きます。

    2. 2 つのねじを緩め、プレートを手前に引くことにより、 ブランクのフェースプレートを取り外します。

    3. アダプター使用可能化フィーチャーが取り付けられていることを確かめます。 モジュール・スロットをのぞき込み、カード用のガイド・レールが あることを確認します。

      ガイド・レールが見えない場合は、資格をもったサービス技術員が アダプター使用可能化フィーチャーを取り付けなければなりません。 アダプター使用可能化フィーチャーを発注していなかった場合は、 先に進む前にそれを発注する必要があります。

      このフィーチャーが導入されていない場合は、 IBM 2210 Nways Multiprotocol Router Service and Maintenance Manual を参照してください。

    4. アダプターを静電防止袋から取り出します。

    5. アダプターを前面プレートで注意深くつかみ、それを 開口部に挿入します。 アダプターの端がガイド・レールとそろうようにします。

    6. アダプターをスロットに押し入れます。

    7. ねじを締めることによりアダプターを定位置に固定します。

    8. 電源コードのプラグをコンセントに差し込みます。

    9. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。

    オプションのアダプターの取り外し

    図 31. アダプターの取り外し (実際のアダプターの外観は図とは異なる場合があります)

    Figure 4vlca003 not displayed.

    1. 電源コードのプラグを抜きます。

    2. アダプターを定位置に保持しながら、ねじを取り外します。

    3. アダプターを静かに手前に引いて、アダプターを取り外します。

    4. ブランクのフェースプレートを交換するか、新しいアダプターを 取り付けて、2 つのねじを締めます。

    5. 電源コードのプラグをコンセントに差し込みます。

    6. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。


    モデル 14T および 24x への 2 番目のサービス・ポートの取り付け

    2 番目のサービス・ポート・カードを取り外すか、取り付ける前に、 "静電気に感応する装置の取り扱い"を参照してください。

    モデル 14T および 24x への EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り付け

      図 32. EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り付け


      Figure 4vlca008 not displayed.

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. 2 つのねじを取り外して、ブランクのサービス・ポート・フェースプレート を取り外します。

    3. フェースプレートとねじを保管しておきます。

    4. EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー・コネクションをシステム・ボード上のコネクターに 挿入します。

    5. ブランクのフェースプレートからの 2 つのねじを使用して、 サービス・ポート・カードのフェースプレートの前面を IBM 2210 のフレームに 固定します。

    6. 提供されたプラスねじを使用して、EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの中央部を システム・ボード上の支柱に固定します。

    7. "カバーの再取り付け"に説明するように、カバーを交換します。

    8. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。

    モデル 14T および 24x での EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの取り外し

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーを IBM 2210 フレームに固定している 2 つのねじを取り外します。

    3. EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーの中央部をシステム・ボードの支柱に取り付ける プラスねじを取り外します。

    4. システム・ボードから EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー・コネクションを取り外します。

    5. IBM 2210 シャシーから EIA 232 サービス・ポート・フィーチャーを持ち上げます。

    モデル 14T および 24x への 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り付け

    図 33. 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り付け


    Figure 4vlca009 not displayed.

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. 2 つのねじを取り外して、ブランクのサービス・ポート・フェースプレート を取り外します。

    3. フェースプレートとねじを保管しておきます。

    4. 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー・コネクションをシステム・ボード上のコネクターに 挿入します。

    5. 位置合せポストをモデムの上部を通して挿入し、ポスト内で ねじを締めることにより、14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーをシステム・ボードに取り付けます。

    6. ブランクのフェースプレートからの 2 つのねじを使用して、 モデム・カードのフェースプレートの前面を 2210 のフレームに固定します。

    7. "カバーの再取り付け"に説明するように、カバーを交換します。

    8. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。

    モデル 14T および 24x での 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーの取り外し

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーを IBM 2210 フレームに固定している 2 つのねじを取り外します。

    3. 位置合せポストのねじを取り外し、ポストをモデムから取り外します。

    4. システム・ボードから 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー・コネクションを取り外します。

    5. IBM 2210 シャシーから 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャーを持ち上げます。


    静電気に感応する装置の取り扱い

    プレーナーやメモリー・モジュールなどの一部の部品は、 静電気の放電で損傷することがあります。これらの部品は、 そのような損傷を避けるために静電防止袋に入れて出荷されます。これらの 部品を取り扱う場合は、静電気放電 (ESD) 保護装置を 使用しなければなりません。

    次の予防措置をとってください。

    モデル 12x 用の DRAM SIMM の交換

      図 34. モデル 12x での DRAM SIMM の交換


      Figure amf6a014 not displayed.

    1. SIMM の上部を手前に傾け、リテイナーに滑り込ませます。

    2. 止めタブが SIMM をしっかり保持するまで、SIMM を後ろ側に 押します。

    モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り外し

    図 35. フラッシュ SIMM の取り外し (モデル 14T および 24x)


    Figure amf6a062 not displayed.

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. 機械に向かって、DRAM SIMM は左のスロットにあります。 DRAM SIMM を交換するには、既存の DRAM SIMM を取り外して、 交換部品を取り付ける必要があります。フラッシュ SIMM の位置は 図 35 に示されています。

    3. SIMM ソケットの両端にある止めタブを押し戻します。 SIMM は後方に倒れます。

    4. SIMM を静かに向こう側に引き離しながら、SIMM を取り外します。

    5. "カバーの再取り付け"に説明するように、IBM 2210 上の カバーを交換します。

    6. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。

    モデル 14T および 24x でのフラッシュ SIMM および DRAM SIMM の取り付け

    フラッシュ SIMM を取り外すか、取り付ける前に、 "静電気に感応する装置の取り扱い"を参照してください。

    図 36. フラッシュ SIMM の取り付け (モデル 14T および 24x)


    Figure amf6a045 not displayed.

    1. "カバーの取り外し"に説明するように、IBM 2210 からカバーを 取り外します。

    2. SIMM の上部を向こう側に傾け、リテイナーに滑り込ませます。

    3. 止めタブが SIMM をしっかりと保持するまで、SIMM を手前に 押します。

    4. "カバーの再取り付け"に説明するように、IBM 2210 上の カバーを交換します。

    5. "操作の確認"を使用して、IBM 2210 が正しく機能することを 確認します。

    EasyStart は、ルーターの構成ファイルを "BOOTP サーバー" から 自動的にダウンロードします。この処理の間、 ルーターは EasyStart> プロンプトと、処理の過程を記録する ELS メッセージを 表示します。

    EasyStart を使用した自動構成について準備するために、 ネットワーク管理者が以下の手順を実行する必要があります。

    1. 構成のダウンロード用のレコードで BOOTP サーバーをセットアップする。

    2. ルーター 用の有効な構成ファイルで BOOTP サーバーをセットアップする。

      これらの手順については、ソフトウェア使用者の手引き に 説明があります。

    BOOTP サーバーが正しくセットアップされている場合、および ルーター に 構成レコードがない場合は、ルーター は電源オン時に自動的に EasyStart に 入り、その構成レコードを BOOTP サーバーからロードします。

    以下の例のように、Config> プロンプトで clear all コマンド および clear device コマンドを入力して、 ルーターに EasyStart を始動させることができます。



    Config>clear all
    You are about to clear all non Device configuration information
    Are you sure you want to do this (Yes or [No]): yes
    non Device configuration cleared
    
    Config>clear device
    You are about to clear all Device configuration information
    Are you sure you want to do this (Yes or [No]): yes
    Device configuration cleared
    
    *restart
    Are you sure you want to restart the gateway? (Yes or [No]):  yes
    

    次のようなパネルが現れます。



    Copyright IBM Corp. 1994, 1996
    
    MOS Operator Control
     Entering EasyStart operation. Type 'stop' or C to terminate.
     ELS messages are automatically displayed in this mode.
     ISDN Install
     EasyStart>
     00:00:00   GW.001:
     Copyright 1984 Massachusetts Institute of Technology,
    Copyright 1989 The Regents of the University of California
     00:00:00   GW.002: Portable CGW [not configured] Rel 16.0[R1] strtd
    00:00:00   GW.005: Bffrs: 400 avail 400 idle   fair 103 low 80
     Top of xtp_init
    00:00:00   EZ.001: Starting.
    00:00:01   EZ.007: Waiting up to 6 seconds for devices to pass self-test.
    00:00:04   EZ.009: *** Restarting Router ***
    
    
     No Protocols Configured. Entering Quick Config
    
    Router Quick Configuration for the following:
    o   Interfaces
    o   Bridging
            Spanning Tree Bridge (STB)
            Source Routing Bridge (SRB)
            Source Routing/Transparent Bridge (SR/TB)
            Source Routing Transparent Bridge (SRT)
    o   Protocols
            IP (including OSPF, RIP and SNMP)
    o   Booting
    
    Event Logging will be enabled for all configured subsystems
    with logging level 'Standard'
    
    Note:  Please be warned that any existing configuration for a particular item
    will be removed if that item is configured through Quick Configuration
    

    注:

    1. EasyStart の実行中に stop を入力するか、 Ctrl-C を押すと、 ルーターは再始動して、自動的にクイック構成を実行します。 クイック構成について詳しくは、 ソフトウェア使用者の手引き を参照してください。

    2. EasyStart の実行中に pause を入力すると、 ルーターは EasyStart の処理を中断します。 処理を再開するには restart と入力します。 デバッグ目的以外では EasyStart を中断しないでください。



    付録 B. 特記事項

    本書において、日本では発表されていないIBM製品(機械およびプログラム)、プログラミングまたはサービスについて言及または説明する場合があります。 しかし、このことは、弊社がこのようなIBM製品、 プログラミングまたはサービスを、日本で発表する意図があることを必ずしも示すものではありません。 本書で、IBMライセンス・プログラムまたは他のIBM製品に言及している部分があっても、このことは当該プログラムまたは製品のみが使用可能であることを意味するものではありません。 これらのプログラムまたは製品に代えて、IBMの知的所有権を侵害することの ない機能的に同等な他社のプログラム、製品またはサービスを使用することができます。 ただし、IBMによって明示的に指定されたものを除き、これらのプログラム または製品に関連する稼働の評価および検証はお客様の 責任で行っていただきます。

    IBMおよび他社は、本書で説明する主題に関する特許権(特許出願を含む)商標権、または著作権を所有している場合があります。 本書は、これらの特許権、商標権、および著作権について、本書で明示されている場合を除き、実施権、使用権等を許諾することを意味するものではありません。 実施権、使用権等の許諾については、下記の宛先に、 書面にてご照会ください。

    〒106-0032 東京都港区六本木3丁目2-31
    AP事業所
    IBM World Trade Asia Corporation
    Intellectual Property Law & Licensing

    電気通信機器適合認定の表示



    この製品は、技術的条件適合認定を受けた電気通信端末機器です。


    機器名: 2210 - 14T, 24T, 24E, 24M
    認定番号: T97 - 0156-0
    機器名: 2210 - 125, 126, 127, 128
    認定番号: T95 - 0107-0
    機器名: 2210 - 127, 128
    認定番号: T98 - 0114-0


    本書のオンライン・バージョンのご使用条件

    弊社は、お客様に対して以下のことを許諾します。

    本媒体に収められた文書 (IBM プログラムを除く。以下、「資料」という ) をお客様の社内使用のために複製し、改変し、印刷することができます。 ただし、資料のすべての複製物上には、全文複製かを問わず、著作権表示、す べての注意書きのほか必要な表示をそのまま複製するものとします。

    上記の条件に違反があった場合は、本使用権は終了するものとします。この場合、 お客様は、ただちに複製物のすべてを破棄し、本媒体を弊社に返却するものとします。


    情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示

    モデル 12x、14T、および 24x についての特記事項


    注意
    この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI) の基準に基づくクラス A 情報技術装置です。この装置を家庭環境で 使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には 使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。

    モデル 1Sx および 1Ux についての特記事項


    この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI) の基準に基づくクラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で 使用することを目的としていますが、この装置がラジオやテレビ ジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすこと があります。
    取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。

    全モデルについての特記事項

    リチウム・バッテリーについての注意

    IBM 2210 には再使用できないリチウム・バッテリーが内蔵されています。誤った 処分をすると、火災、爆発、やけどの原因となります。 この装置を廃棄する場合は、IBM 2210 を弊社に返却するか、または関連法規に 基づいて処分してください。


    安全上の注意

    Figure a0201 not displayed.

    導入作業を開始する前に、安全に関する小冊子 SD21-0030 の「最初にお読みください」(Read This First) の項をお読みください。
    この小冊子は、電気機器の安全な配線と接続の手順について説明しています。

    Figure a0201 not displayed.

    電源突入中は、内部に危険な電圧がかかっています。 カバーを開けて保守作業をする場合は、必ず電源コードを抜いてから行ってください。


    UL 特記事項

    電話用ジャックがぬれた場所での使用のために特別に設計されている場合を除いては、 電話用ジャックをぬれた場所に設置しないでください。

    電話回線がネットワーク・インターフェースで切り離されている場合を 除いては、絶縁されていない電話回線または端子に触らないでください。

    電話線の敷設または変更の際には、十分注意してください。

    雷雨の間は、電話 (コードレス・タイプを除く) を使用しないでください。 離れた場所の雷による感電の危険が生じる場合があります。

    ガス漏れ現場の付近で、ガス漏れの報告に電話を使用しないでください。


    商標

    IBM および Nways は、米国またはその他の国、あるいはその両方に おける International Business Machines Corporation の商標です。

    Microsoft、Windows、Windows NT、および Windows のロゴは、 米国またはその他の国、あるいはその両方における Microsoft Corporation の商標 または登録商標です。

    PC Direct は、米国またはその他の国、あるいはその両方における Ziff Communications Company の 商標であり、IBM Corporation による使用が承認されています。

    UNIX は、X/Open Company Limited がライセンスしている米国またはその他の国、 あるいはその両方における登録商標です。

    上記以外の会社名、製品名、およびサービス名は、他社の商標またはサービス・マーク です。


    付録 C. 安全に正しくお使いいただくために

    この製品を安全に正しくお使いいただくために、このマニュアルには 安全表示が記述されています。このマニュアルを保管して、必要に応じて 参照してください。


    絵表示について

    あなたとあなたの周りの人々の危害および財産への損害を未然に防止する ために、このマニュアルおよびこの製品の安全表示では、以下の絵を表示して います。

    Figure a0201 not displayed.
    この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う 可能性がある危険が存在する内容を示しています。
    Figure a0202 not displayed.
    この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が 想定される内容または物的損害の発生が想定される内容を示しています。

    Figure a0201 not displayed.

    Figure a0201 not displayed.


    Figure anzen1 not displayed.

    Figure a0202 not displayed.


    索引

    特殊文字
    数字
    A D E I L U
    特殊文字
  • テーブルへの設置 (2)
  • オプションのアダプター取り外し (49)
  • オプションの取り付け (40), (41)
  • オプションの取り付け、12x (38), (39)
  • バックアップ構成 (36)
  • ケーブルの接続 (9)
  • フラッシュ SIMM、14T 型での
  • 取り外し (94)
  • 取り付け (107)
  • フラッシュ SIMM、24x 型での
  • 取り外し (98), (100)
  • 取り付け (111)
  • セットアップ属性 (23)
  • ラックへの設置 (5)
  • 安全上の注意 (117)
  • 構成
  • クィック構成 (25)
  • 構成プログラム (27)
  • 構成の問題 (34)
  • 構成問題の管理 (33)
  • 取り外し、オプションのアダプターの (48)
  • 取り外し手順
  • 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー (75)
  • DRAM SIMM (92)
  • EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー (59)
  • フラッシュ SIMM (91)
  • 取り付け手順 (42)
  • 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー (67)
  • DRAM SIMM (87), (105)
  • EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー (51)
  • ISDN 基本速度インターフェース・アダプター (43)
  • フラッシュ SIMM (104)
  • 修理手順
  • 静電気に感応する装置の取り扱い (83)
  • 障害追及チェックリスト (17)
  • 静電気に感応する装置 (84)
  • 静電気の放電 (ESD) (85)
  • 接続、ケーブルの (8)
  • 接続、装置の (12)
  • 接続、電源コードの (10)
  • 前回の版以降の変更 (1)
  • 操作の確認 (14)
  • 装置の接続 (13)
  • 端末、IBM 2210 へのアクセス (22)
  • 電源コードの接続 (11)
  • 保守 (37)
  • 問題解決 (15)
  • 数字
  • 14T 型
  • 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー
  • 取り外し (78)
  • 取り付け (70)
  • EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー
  • 取り外し (62)
  • 取り付け (54)
  • ISDN 基本速度インターフェース・アダプター、取り付け
  • 2210 の設置 (3), (6)
  • テーブルの上への設置 (4)
  • ラックへの設置 (7)
  • 24x 型
  • 14.4 Kbps モデム・ポート・フィーチャー
  • 取り外し (81)
  • 取り付け (73)
  • EIA 232 サービス・ポート・フィーチャー
  • 取り外し (65)
  • 取り付け (57)
  • ISDN 基本速度インターフェース・アダプター、取り付け (47)
  • A
  • ASCII 端末、IBM 2210 への接続 (21)
  • D
  • DRAM SIMM、12x 型での
  • 取り付け (89)
  • DRAM SIMM、14T 型での
  • 取り外し (96)
  • 取り付け (109)
  • DRAM SIMM、24x 型での
  • 取り外し (102)
  • 取り付け (113)
  • E
  • EasyStart の使用 (115)
  • EasyStart モード (116)
  • I
  • IBM 2210 へのアクセス
  • リモート・アクセス (20)
  • ローカル・アクセス (19)
  • L
  • LED 状況 (16)
  • U
  • UL 特記事項 (118)